未来シフト株式会社(代表:鈴木実歩、以下弊社)は、「先進国の中でも女性の社会進出が遅れている日本社会において、精神的かつ経済的に自立した女性を1人でも多く増やす」ことをミッションに事業を展開しております。

 

この度、弊社が続けているチャリティー活動の一環として、2021年は700万円を女性を応援する活動や団体への寄付に充てることといたしました。

 

2021年5月12日、認定NPO法人キッズドア基金「大学進学をあきらめない!2021受験サポート奨学金」へ100万円の支援をいたしました。

 

 

NPO法人キッズドア基金は、 学習支援を行うNPO法人キッズドアの姉妹団体です。
低所得課程の中高生への奨学金事業、全国の学習支援団体への助成支援を行っています。受験料や塾・民間試験などに対し、金銭的支援を届け、支援を受けた子どもが進学を叶えて経済的に自立することで、貧困の連鎖を打ち切ることをビジョンとしています。

 

NPO法人キッズドアは、『すべての子どもが夢と希望を持てる社会』をつくるという理念のもと、貧困家庭にある子どもの学習・進学を支援している団体です。今回、代表の渡辺由美子に活動の内容や現状についてお話ししていただく機会をいただきました。

 

 

現在は2000人近くの子どもたちの学習支援を行う他に、コロナ禍の影響で経済的に困窮している課程およそ2400世帯に食品などの物資の提供を行っています。その家庭のうち、およそ90%がシングルマザーのご家庭だそうです。

 

「日本の場合、貧困の状態は見た目ではわからない」と渡辺さん。持ち物や身なりでは本当に貧困家庭にいるのかが判断しずらいそうですが、貧困家庭の家は狭く、落ち着いて勉強できる環境もなく、塾にも行ける余裕も家庭にはなく、勉強を見てくれる親も家にいないという状況になり、結果勉強が追いつかなくなってしまうのだそう。

 

また、このような子どもたちは働き詰めの親を見て、「大人になりたくない。大人になったらたくさん仕事をしなくちゃならないんでしょ。」と言うそうです。

 

 

そして昨年からのコロナの状況で、貧困家庭にいる子どもたちは学校や学習会にも参加ができなくなりました。しかしインターネットとパソコンの両方を持っているのは、2400家庭中、34%だけだと判明。それ以外は、パソコンかインターネットのどちらか、またはどちらもないという家庭で、オンラインでの学習環境が整っていないことによる、更なる学力の低下の原因になっていることがわかったそうです。

 

そこでソフトバンクの支援を得て、iPhoneを200台無料貸出をしたところ子どもたちにしたところ、70%以上の子どもたちの学力が上がり、「英検や都立高校の推薦に合格した」「偏差値が10上がった」「通知表で5がもらえました」「調べ物がすごく早くなった」と報告があったそうです。

 

そして、今回支援させていただいた、大学進学をあきらめない!2021受験サポート奨学金」に関して、このサポート奨学金支援に至った背景をお伺いしました。

 

大学に入学する際は、貧困家庭の子どもたちにも給付型奨学金など支援を得ることができるようなシステムが増えたようですが、大学入試準備の資金が足りず、大学進学を断念せざるを得ない子どもたちが多いとのこと。具体的に出てくる課題はには共通テストや各私立大学の受験料が十分にない、模擬試験が受けられない、参考書が買えないという状況です。このことから、大学受験サポート奨学金制度を設けられたそうです。

 

大学進学を希望しているにもかかわらず、家庭の経済的理由にて断念する子どもたちに、昨年は5万円ずつ支給。5万円渡しただけで、大学に入れて人生が変わったと子ども達が言うんです。と渡辺さんがおっしゃっていました。

 

貧困家庭におけるシングルマザーの状況もお話しくださいました。起業や副業に興味があったり、また学歴もそれなりにあるお母さんたちも多いそうですが、肉体的にも精神的にも疲弊してしまっていることから、情報を求めているけれども、忙しくて探すことができていないのが現状だそうです。

 

未来シフトでは、このような状態にいる方々の就労支援も今後は視野に入れ、母親と子どもたちの両方をサポートできるような活動を行っていきたいと考えております。

 

 

2021年は、700万円を女性を応援する活動や団体への寄付に充てさせていただきます。

 

・「活躍できる女性を増やしたい!!ストーリーを届ける参加型のデジタル雑誌の創刊!!」へ100万円を支援(2021年4月完了)

「和歌山県かつらぎ町に”子連れでも疲れない観光農園”をつくりたい!」に100万円を支援(2021年4月完了)

シングルマザーの支援団体「特定非営利活動法人オリーブの家」に100万円を支援(2021年5月完了)

貧困家庭の助成支援団体「NPO法人キッズドア基金」に100万円を支援(2021年5月完了)

 

 

2020年は、600万円を女性支援等のために活動している6つの慈善団体への寄付いたしました。

 

・シングルマザーの支援団体「特定非営利活動法人オリーブの家」に100万円を寄付(2020年6月11日完了)

・DV被害者の支援団体「認定NPO法人 女性と子ども支援センター ウィメンズネット・こうべ」に100万円を寄付(2020年6月17日完了)

・「認定NPO法人 フローレンス」に100万円を寄付 (2020年7月1日完了)

・貧困家庭の学習支援団体「NPO法人 キッズドア」に100万円を寄付(2020年7月10日完了)

・女性と子どもの支援団体「特定非営利活動法人 ウィメンズハウス・花みずき」に100万円を寄付(2020年7月10日完了)

・暴力のない社会をつくる支援団体「NPO法人 女性ネットSaya-Saya」に100万円を寄付(2020年7月31日完了)

 

2020年以前、弊社が行ったチャリティ活動のレポート一覧はこちら

 

bnr2x