今回は、世界で活躍する女性起業家3人の成功例を紹介していきます。

あなたも成功している起業家の姿をみて、どこか“自分ごとではないな”と感じていませんか?

今活躍している方達は学歴があるから成功できたんだろうな。
私には大きなキャリアがないから無理かもしれない…。

このように、既に成功している偉人たちと今の自分とを比べてしまって、最初の一歩を踏み出せない女性は少なくありません。

しかし、今成功を収めているように見える起業家も、最初から成功の道が決まっていたわけではありません。

総じて、「泥臭く地道な努力や作業」を積み重ねてきているんですよね。

そこで今回は、世界で活躍する女性起業家3人の成功例を紹介していきます。

努力を積み重ねた彼女たちのストーリーは、起業を考えているあなたに大きな勇気を与えてくれるでしょう。この記事を通して、彼女たちの起業ストーリーに共通するある”力”を探してみてくださいね。

数字から見る女性起業家の成功率とは?

本題の前に、女性起業家の成功率について見ていきましょう。まずは、中小企業庁が発表する「企業生存率」のグラフをご覧ください。

出典:中小企業庁(帝国データバンク「COSMO2企業概要ファイル」再編加工)

1年後:97%
10年後:70%
20年後:52%

と年数が経過ごとに下がる結果でした。上記は性別問わないデータですが、創設20年を経過した時点で、約半数の企業が撤退していると分かります。企業を数十年存続させられる社長はそう多くないため当然とも言えますが、厳しい現実も甲斐見えますね。

また企業の生存率は経過年数ごとに減る一方で、女性起業家の黒字の割合は年数経過ごとに増えています。女性が経営する5年目の会社においては、80%が黒字経営できていますね。

参考:日本政策金融公庫論集

これらの結果からも、黒字経営を実現させ会社を存続していくためには、起業初期の厳しい時期を持ち堪えていく必要があると推察できます。

とはいえこれらのデータは男性に比べ女性の母数が少ないうえ、企業の規模感が考慮されていないため、一概に女性起業家に当てはまる数字とはいえないでしょう。

どちらにせよ、起業後に安定させて会社を存続させていくことは大変です。女性起業家として会社を営んでいくためには、成功している女性起業家の特徴を知り、自分自身と照らし合わせて改善していくことが必要でしょう。

世界で活躍する女性起業家の成功例を3つ紹介

では、起業で成功している女性はどんな価値観を持ち、どんな生き方をしてきたのでしょうか。今回は、以下3名の女性起業家にフォーカスして紹介していきます。

  • 近藤麻理恵
  • 周群飛 (Zhou Qunfei)
  • ダイアン・ヘンドリックス

彼女たちが「どんな経過をたどり成功を収めたのか」や、「彼女たちの共通点」についても探っていきましょう!

近藤麻理恵

出典:KonMari

一人目は、片付けコンサルタントとして活躍する近藤麻理恵さん(通称:こんまり)。彼女の人気は国内に留まらず、アメリカでも最も著名な日本人女性の一人となりました。

彼女は、世界でも活躍する女性起業家として以下のような実績を積まれています。

  • 日本・アメリカで「人生がときめく片づけの魔法」を出版(世界40か国以上で翻訳出版され、シリーズ累計1,000万部を超える世界的大ネストセラーとなる)
  • Netflixチャンネル「KonMari~人生がときめく片づけの魔法~」が世界190か国で配信
  • 米「TIME」誌で「世界でもっとも影響力のある100人」に選出される

華やかな実績を出している彼女ですが、起業前は一般企業で営業職をする会社員でした。学生時代から片付けコンサルティングの仕事を開始していたものの、最初は仕事が少なく、独立後の初セミナーは定員30名の中で参加者はたったの2人。

その1年後に、ようやく20名規模のセミナーが開催できるようになったようです。

自身のブログにも綴られていましたが、緩やかなスタートから「どのように仕事を軌道に乗せ本を出版するまでに至ったか」というと…

とにかくたくさん勉強した。

の一言に尽きるそう。

起業に関する勉強だけでなく、

・サービスの組み立て方
・ブログの書き方
・本を出版する方法
・お金の使い方
・ビジネスの参考になる本を読む
・セミナーや講演会に参加する

などビジネスに関するあらゆる内容についてです。

彼女の大成功の裏には、ひたむきな努力と勉強を継続し続ける根気があったんですよね。

そして中でも、収入アップや人生のステップアップに最も直結したスキルが、

「自分の強みを言葉で簡潔に表現して、わかりやすく人に伝えること。」

この言葉には私も共感でした。

「オンライン上での交流や自己表現」がメジャーになるこれからの時代、

  • 言葉でいかに自分の魅力を表現できるか
  • 魅力的なキャッチコピーで相手の気持ちを惹きつけるのか

といった「言葉の力」がとても重要になるでしょう。

周群飛 (Zhou Qunfei)

出典:BBC NEWS

二人目の周群飛は、Apple製品のディスプレイグラスを製造するLens TechnologyのCEOであり、77億ドル(約8,000億円)の資産を有する中国出身の女性起業家です。

中国における女性起業家の数は限られますが、その中で彼女はフォーブス「テック業界の富豪世界100名リスト」最新版の上位にランク入りを果たしました。

そんな彼女の生まれは貧しく、彼女が5歳の頃に母親が病死、父親は盲目といった恵まれない家庭で育ったようです。働ける年齢になると、1日中低賃金の工場アルバイト、夜に勉強の毎日で、波乱万丈な人生を送っていました。

しかし彼女は時計ガラスを生産する工場で働きつつ、お金を工面して大学に通いつめ、会計学を学び続けたそう。結果、コンピュータや税務関連の資格も取得しました。

そして、2万香港ドル(約27万円)の資金を元手に会社を設立し、アルバイト先だった会社からガラススクリーンに印刷する仕事を受注し、信頼と資金を得ていき、後に会社を大きくするに至ったのです。

これらのストーリーから、極貧から成り上がった彼女には「逆鏡にめげない強いバイタリティ」と「熱心に勉学に励む力」があったことが伺えます。

現在、彼女は“携帯電話のガラスの女王”と呼ばれるまでに成長し、中国女性トップの大富豪に輝くまでの成功を収めました。まさに「努力は裏切らない」を体現されていますよね。

ダイアン・ヘンドリックス

出典:BUSINESS INSIDER JAPAN 

三人目のダイアン・ヘンドリックスは、屋根工事の職人である夫と「建築資材卸売会社ABCサプライ」を起業しました。初期からチェーン展開と同業売却を繰り返し、会社設立から3年目には33店鋪まで規模を広げる成長ぶりだったそう。

しかし順風満帆な夫妻に悲劇が訪れました…。
夫が自宅屋根から転落し、帰らぬ人となったのです。

その後、周囲は彼女が会社を売却すると予想していましたが、不況を切り抜け年商を2倍に。彼女の業績は評価されフォーブス「アメリカで最も成功した女性」ランキングにて1位に輝きました。

なお、そんな彼女が起業において大切にしていたのは、「念入りな下調べ」です。

起業にはアイデアが必要ですが、その分明確な裏付けやリサーチが欠かせません。

事業プランをきっちりと書面化し、

  • これから築くビジネスや提供するサービスは具体的にどんなものか
  • 商品やサービスにニーズはあるのか

などを考えてから実行する必要があるんですよね。

実際、彼女らは「ABCサプライ」を創業する際、事業計画を2年かけて練ったそう。起業には責任やリスクが伴うからこそ、根拠のある事業プランを用意したいですね。

まとめ:女性起業家の成功例を自分に取り込み少しづつ実践していこう!

以上、世界で活躍する3人の女性起業家についてのお話でした。

彼女たち3人に共通するのは「正しい方向への努力」。

起業に至るまでの過程や境遇は違えど、3人とも勉強熱心で諦めず、行動し続けています。その結果、大きな成功を収めるまでに会社を成長させられているんですよね。

インターネットが普及し、誰でも簡単に情報が得られるようになった現代は、性別や年齢、学歴に関係なく、全ての人に起業のチャンスがあります。つまり、今立ち止まっているあなたも、行動次第で「起業のチャンス」を掴めるのです。

今回紹介した女性起業家3人のエネルギーを受け取ったら、次はあなた自身が「自分が今やるべきことは何か」を考えて実践してみてください。

とはいえ、いきなり起業を志すと言っても、何から始めれば良いのかもわからないでしょうし、きっと一人で進めていくのは不安が大きいと思います。

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