女性の働き方が多様化している近年、“起業して自分らしく働きたい”と考える女性が増えています。私も、そう考える一人でした。
とはいえどの分野で起業するべきなのか、そもそも起業するための仕事はどんなものがあるのか、職種を決める段階でつまづく方が多いでしょう。
そこで今回は、起業を志す女性と数多く携わってきた私の経験を基に「起業したい女性におすすめの職種」をランキング形式で紹介します。
これから起業を目指す女性のために、職種を決める際のヒントも合わせてお伝えするので、ぜひ最後まで目を通してみてくださいね。
女性の起業に多い分野は「小売・生活関連のサービス業」
そもそも、女性全体が選ぶ職種で一体どの分野が多いのでしょうか。
総務省が発表している「就業構造基本調査」によると、女性の起業に多い分野は以下です。
- 卸売業、小売業(19%)
- 生活関連サービス業、娯楽業(18.8%)
- 教育・学習支援業(12.2%)
上記の結果から、女性は男性に比べて製品の販売に関わる「卸売・小売業」や、子育てや介護等、生活のニーズに根ざした「生活関連サービス・娯楽業」が多いことが分かりますね。
また、中小企業庁が発表している「日本の起業環境及び潜在的起業家に関する調査」では、女性が起業を選択する理由の上位に上がったのが、「自分の裁量で仕事がしたい」「趣味や特技を活かすため」でした。
これらの結果からも、女性が職種を選ぶ際は職務経験や趣味を活かしつつ、家事と両立できるかどうかを視野に入れて検討している傾向にあると考えられますね。
すぐにできる!起業したい女性におすすめの職種ランキング5選!
本題ですが、起業したい女性におすすめの職種ランキングを紹介していきます。以上のデータも踏まえ、コロナ禍の今、女性がすぐにでも起業できる職種を厳選して選びました。
- 家事代行サービス業
- ネイリスト業
- コーチング業
- オンライン秘書業
- Webデザイナー業
私も30代から起業した女性の一人なので、女性起業家としての目線を保ちながら、それぞれの業務内容や適したスキルについて紹介していきますね。
①家事代行サービス業
家事代行サービス業は、女性が今まで培ってきた家事の知識を活かせる仕事。
家事代行サービス業を始めるにあたり、特別な資格や大掛かりな設備、資金は必要ありません。そのため、女性が個人・法人問わず参入しやすい業種だと言えるでしょう。
そもそも家事代行サービスは、利用者に代わって生活に関わるあらゆる家事を行うサービスであり、具体的には以下の家事作業を行います。
- 部屋の片づけ
- 食器洗い
- 水回りの清掃
- バルコニー清掃
- 洗濯・収納
- 食料品の買い物
- 料理の作り置き
なお、家事代行サービス業の起業に資格は必要ないものの、整理収納アドバイザーや調理師、栄養士などの資格を保有していると、専門性をアピールできるメリットがあります。
②ネイリスト業
女性の美を追求したいと考える女性には、ネイリスト業での起業がおすすめです。ネイリストには国家資格が必要ないうえ、まつげエクステサロンやエステサロンのように認可や保健所への届出をせずとも開業できます。そのため、美容系の職種の中でも開業ハードルが低いのです。
とはいえ、ネイリスト業は技術力が人気に直結する職業のため、しっかりと専門知識を学んで開業しなければ当然ですがリピートのお客様を掴めません。
ネイルサロンの開業に興味のある方は、
- ネイリスト技能検定試験
- JNAジェルネイル検定
などの民間資格を取得し技術向上に努めるべきでしょう。
また、ネイリスト業の開業手段は、テナントやマンションを借りる「店舗型ネイルサロン」もしくは自宅の一部を利用して経営する「自宅型ネイルサロン」の2つあります。開業資金やサロンの規模感、集客方法等によって開業方法を選べる点はメリットですね。
③コーチング業
コーチング業は、対象者の考える力を促すような質問スキルがある方、相手の変化や成長に気付く柔軟性がある女性に特におすすめしたい職業です。
そもそもコーチングとは、クライアントの目標達成に向けて対話を重ね、能力や可能性を最大限に引き出しながらサポートを行う仕事。
実は、私の起業人生の第1歩目は、コーチング業でした。元々持っていたコーチングの資格を活かし、女性専門のコーチングセッションを90分3,000円でやっていたのです。
なお、コーチング業は「技術を自身のビジネスにも活かせる」メリットがあるんですよね。例えば私はコーチングの経験や実績を活かして、講演会の主催やオンラインサロンの開設などを行いビジネスを横に展開してきました。
その結果、会社設立1年目で年商1億円の売り上げを作れましたし、2018年1月には「未来を自由に選ぶ力」というタイトルの書籍を出版するに至りました。
将来的にビジネスの幅を広げていきたいとお考えの方は、コーチング業も選択肢のひとつに入れてみてくださいね。
④オンライン秘書業
オンライン秘書業は、多くの個人や企業のワークスタイルがリモート化した昨今、ふつふつと需要が伸びてきている業界です。
オンライン秘書の業務はクライアントによって様々ですが、主に以下の通りです。
- 顧客からの問い合わせ内容
- 経理サポート
- コミュニティ運営のサポート
- 簡単な画像・グラフ作成、動画編集など
上記のような事務スキルは会社員としては大きな評価は得られにくいですが、オンライン秘書として多忙な経営者や個人自業主の負担を軽減できれば、すぐに重宝される存在となるでしょう。
また、個人がオンライン秘書として起業するメリットは、通常の人材派遣会社よりもフットワークが軽く細やかな対応ができること。さらに将来的には、自分のサポートスキルを活かして秘書チームを作ったり、オンラインサロンを立ち上げたりもできるでしょう。
オンライン秘書は、事務的なスキルを持っている方や、相手の意図を汲み取る力がある方、裏方サポートに徹底したい方などに向いている職種です。
⑤Webデザイナー業
Webデザイナー業は、デザインが好きな方や、完全在宅で仕事を完結させたい女性におすすめの職種です。最近では専業主婦がWebデザインを学んで独立するなど、経験の有無に関わらず、イチからスキルを身につけて起業する方が多い業種でもあるんです。
なおWebデザイナーとして起業するためには、
- デザインの基礎知識
- Webデザインの理論
- デザインツールの使い方(PhotoshopやIllustratorなど)
- Webマーケティング
など多くの知識を学ぶ必要があります。
またWebデザイナーに求められるスキルは、クライアントの目的をしっかりヒアリングするコミュニケーション能力や、適切なデザインを試行錯誤して考え抜く遂行力です。デザインが好きで向上心を高く持ちながら仕事をしたい方にとっては、ぴったりの職種ではないでしょうか。
また将来的に、ディレクターとしてチームをまとめて規模を拡大することも可能でしょう。
女性が起業する職種を選ぶためには自分の持つ「特技」を自覚すること
女性の起業におすすめの職種については分かったけど、そもそも「どうやって職種を選べばいいのか分からない」という方も多いと思います。
結論ですが、起業する職種は、自分の「特技」を活かせる仕事から考えてみましょう。
稼ぐ方法ってどんなものがあるんだろう…。
と考えるとつい思考が止まりがちですが、もっとシンプルに考えて大丈夫。
そもそも人は自分にないものや、自身の悩みを解消してくれるモノやサービスを見つけた時に、それを得る対価としてお金を支払うんですよね。
例えば、以下は人がお金を支払って学びたいと思う状態ではないでしょうか。
◆アラフィフで若々しい美しさを保っている人
→その若々しさを保つ秘訣や毎日の習慣、食生活について教えて欲しい
◆40歳のバツイチ子持ちの女性が恋活した結果、20人連続で告白された。
→告白されるためのテクニックを教えて欲しい、その人の恋愛講座を受講したい
◆時給800円のパート人生から年商1,000万円の実業家になった。
→どんな方法ビジネスを行ってきたのか知りたい、その人のコンサルを受けたい
つまりあなたの特技は、誰かにとって理想の状態だったり、欲しいモノだったりするということ。
いずれにせよ起業する分野は、あなた自身の経験や強み、やりたいことを前提に考えていくべきです。職種を選ぶのは難しく感じるかもしれませんが、あなたが持っているスキルや特技を洗いざらい出してみると、隠れた才能が見つかるかもしれませんよ。
まとめ:あなたにしかできないことを見つけて起業してみよう
以上が、起業したい女性におすすめの職種ランキングの紹介でした。
自分に合う職種は何だろう…?
と立ち止まった時は、あなたが人生において経験したことや特技を活かせるかどうか、という視点で考えてみてください。
そして、まずは小さなことでも良いので実践してみてください。
例えばキャンドル作りが好きなら、SNSにて作った商品を紹介してみたり、ハンドメイドサイトで出品したりしてみましょう。
私も起業一歩目は、コーチング資格を活かした3,000円のセッションでした。セッションに必要だったお茶代や交通費を除くと、1日の利益はたった1,000円。それでも、大きな一歩を踏み出したという実感は本当に大きかったのを覚えています。
ただそうは言っても、何から始めたら良いのかわからない方も多いと思いますし、私もまだまだみなさんにお伝えしたいことはたくさんあります。
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