2022年6月27日、鈴木実歩さんが運営する日本最大朝活サロン「めざチア」にて、少子高齢化が進む日本のこれからをテーマに生配信が行われました。

本記事では、その様子をライターあずさがレポートします!

LIVE動画はこちら▼

映画「PLAN75」が示唆する未来

今回、実歩さんが生配信のテーマを決めるきっかけとなったのは、映画「PLAN75」(6月17日公開)を観たこと。

出典:「PLAN75」オフィシャルサイト

映画のタイトルである「PLAN75」とは、満75歳を迎えた人が自分の生死を選択できる制度のことです。もちろん架空の制度ではあるものの、少子高齢化が進む日本の現状を鑑みると、決して絵空事とは思えません。むしろ、身につまされるような感覚を覚える方も多いのではないでしょうか?

映画では、夫と死別した78歳の主人公が「PLAN75」の申請を考え始め、最後に「ある選択」をするまでの様子が描かれています。

映画の概要を聞いたサロンメンバーからは、怖さや切なさを表すコメントがたくさん届いていました。

◆フィクションとは思えないストーリー展開

さらに映画では、75歳を超えて自ら死を選択した人は国から支援が受けられたり、病院の待合室で制度の利用を推奨するCMが流れたりといった描写も…。このような背景から、国民の間では徐々に制度を受け入れるムードが漂い始めます。

最初は「とんでもない」と思っていたことでも、日本人特有の同調圧力によって高齢者達は生きることに意味を見出せず、存在価値までを失ってしまう様子が描かれている「PLAN75」。

とてもフィクションとは思えない、リアリティ溢れるストーリー展開に「恐怖を感じた」と実歩さんは言います。

確かに、「これが現実で、自分が75歳以上の高齢者だったら?」と考えると、制度を利用せず生き続けるのが悪いことのように感じられるかもしれません。

この話に関して、サロンメンバーからは様々な見解が寄せられていました。

◆もし、現実に「PLAN75」があったら?

そんな「PLAN75」で描かれる世界は、効率・能力主義における「生産性を重視する考え方」によって、社会的弱者が闇に葬られる未来を示唆しているかのようです。

ここで、サロンメンバーから「もし現実にPLAN75があったとしたら、死を選んでしまいそう」というコメントが飛び出します。

それに対して「身体の自由が利かず、ベッドで寝ているだけの日々を過ごすのなら、私も死を選ぶかもしれない」と言う実歩さん。ただ「身内が同じ決断をした場合はきっと止めるだろう」と続けます。

「皆さんならどうしますか?」と問いかけられたサロンメンバーも、次々と同じ意見を返していました。

自分に近しい人なら、たとえ働いていなくても、社会貢献をしていなくても、「とにかく生きていて欲しい」という気持ちになるものですよね。それが両親であれば、いてくれるだけで有難いと思うのではないでしょうか。

◆他者に優しくなれない理由は「余裕の無さ」

ただ、こうした状況は「自分と身内にしか興味がない」とも言えます。

この「自分と社会の分離感」こそが課題を大きくしていると感じた実歩さん。そして、見ず知らずの他人と自分の身内を分けてしまう理由は、余裕が無いからだと分析します。

自分のことで精一杯だと、人は自然と他人に対して厳しくなるもの。サロンメンバーの中には、「赤ちゃんを連れて満員電車に乗ったときに肩身の狭い思いをした」という方もいました。

ここで、映画の上映中に足元をライトで照らしながら席につく方を見て「迷惑だな」と感じたことを告白する実歩さん。

しかしよく見ると、それは杖をついた老人を席まで導くために付き添いの女性が灯した明かりでした。申し訳なさそうに席に着くお二人の姿を見て、一瞬でも不快に思った自分に戦慄すら覚えたと言います。

マイナスイメージになりかねないエピソードを包み隠さず教えてくださった実歩さんに、多くのサロンメンバーが胸を打たれた様子でした。

今の自分がするべきこと

とはいえ、生きていれば「老い」は誰にでも平等にやってきます。そんな中で、今の自分がするべきことを実歩さんは教えてくださいました。

1.健康に生きる

まずは、健康に生きること。

病気になると、医療機関のお世話にならずにはいられません。ただ、国民一人ひとりが自分の健康を管理すれば、医療費の圧迫を軽減する手だてにもなり得ます。つまり、健康でいることが社会貢献につながるということ。

今日から早速、歳を重ねても健康を維持できるような生活習慣をつけていきたいですね。

2.働けるうちに働いて経済を回す

次に、働けるうちは働いて社会にお金を回すことも大事だと実歩さんは言います。

例えば扶養の範囲内で働くなど、節税ばかりを意識して損をしないように働くことは、まさに自分のことしか考えていないような行為。

2040年問題などが取り沙汰されている通り、この先、日本の労働人口がどんどん減っていくのは周知の事実です。

出典:いろはに介護

そんな中、家庭内で数万円を節約するために敢えて労働時間を減らすことは、国の未来を放棄するようなもの。もちろん身を粉にしてまで働く必要はありませんが、リソースがあるならどんどん稼いで納税し、国を豊かにしていきたいですね。

まとめ

今回は、6月27日のめざチアレポートとして鈴木実歩さんが映画「PLAN75」を観て感じたことをお届けしました。

持ち前の豊かな感性で、様々な視点から問題定義をしてくださった実歩さん。生配信終了前には「絶対映画を観に行きます!」といったコメントが殺到していました。

これを機会に長期的な目線で社会の在り方を考え、誰もが暮らしやすい世の中を構築していきたいですね!

「PLAN75」の予告編はこちら

〜めざチアのご案内〜

「毎朝、ポジティブになれる場所」を作るため、鈴木実歩さんが2020年3月に立ち上げた日本最大朝活サロン「めざチア」。

ビジネス・食・ボディメイク・お金などをテーマに毎朝8時から30分間Facebookでライブ配信を行なっています!

現在メンバーは2万人を超えており、参加者の97%は女性。鈴木実歩さんと同じく、自ら事業を営んでいる方も少なくありません。

同じ志を持つ仲間と出会ったり仕事で成果を出したり…「めざチア」は、そんな「人生を輝かせたい女性」が集う活気溢れるオンラインコミュニティです。

あなたも一緒に「どこよりもポジティブな朝時間」過ごしませんか?

誰でも無料で参加可能なので、ぜひお気軽にいらっしゃってくださいね!

日本最大朝活サロン「めざチア」の詳細はこちら

文:あずさ

bnr2x