未来シフト株式会社(代表:鈴木実歩、以下弊社)は、「先進国の中でも女性の社会進出が遅れている日本社会において、精神的かつ経済的に自立した女性を1人でも多く増やす」ことをミッションに事業を展開しております。

 

この度、弊社が続けているチャリティー活動の一環として、2021年は700万円を女性を応援する活動や団体への寄付に充てることといたしました。

 

2021年6月4日、認定NPO法人フローレンスへ100万円の支援をさせていただきました。

 

 

認定NPO法人フローレンスは、『みんなで子どもたちを抱きしめ、子育てとともに何でも挑戦でき、いろんな家族の笑顔があふれる社会』をつくることを理念に掲げ、病児保育、障害児保育、待機児童問題などを解決するための活動や、様々な困難を抱えている貧困家庭の子育て支援などをおこなっている団体です。

 

今回、代表・駒崎弘樹さんより、団体立ち上げのきっかけ、活動内容や今後の課題等、直接お話しをお伺いしました。

 

 

立ち上げのきっかけは、ベビーシッターであった駒崎さんのお母様から聞いた話。子どもが熱を出して保育園に預けられず、会社を休まざるを得なかった母親が、それが原因で会社を解雇となったということ。

「子どもが熱を出して、親として看病するのは当たり前なのにもかかわらず、会社を辞めなければならない」という社会の理不尽さに憤りを感じ、当時23歳の駒崎さんは、ご自身が立ち上げたITベンチャー企業を共同経営者に受け渡し、この課題に立ち向かうべくこの活動を始められたのことでした。


活動初期の駒崎さんは、子どもも居ない、医者でもない、保育士でもない立場のため、周りからバッシングを受けながらも、理想の社会実現のために活動をし続け17年が経過。今では日本で最大級の病児育児サービスを提供するとともに、待機児童対策、障害児や虐待児の支援、また貧困家庭の問題を解決する事業を行なっています

 

この17年の変化としては、女性の活躍が国是になったのが大きな前進であり、同時に男性も家事や育児をやるようになってきたこと。厚生労働省のイクメンプロジェクトにも座長として入られている駒崎さんは、「イクメン」という言葉を社会に浸透させるために活動されてきたそうですが、それもある程度は社会に受け入れられるようになってきたとお話されていました。

 

しかし、まだまだ課題なのは「男女の格差」と駒崎さん。女性の賃金は男性よりも低く、また男性の家事・育児の参加率は諸外国に比べまだまだ低い状態。「日本で使われていない資源の最たるものが女性」教育水準、情熱、可能性を十分に持っている、人口の半分を占める女性を抑圧している私たちが無意識に持つ男女の偏見を破壊していくことが課題だということです。

 

女の子の子どもさんを持つ駒崎さんは、「女の子だからこれはできない、と言われない社会を作りたい」とおっしゃっていました。

 

 

駒崎さんにジェンダーギャップを埋めるために、私たちにできることをお伺いしました。

ひとつは寄付。寄付は手っ取り早く、社会変革に寄与する方法です。理想の社会の実現が早まることにつながります。

ふたつめは、私たち一人一人がロールモデルとなること。例えばフローレンスの中では「ご主人様」「旦那様」という言葉は使わず、「夫」「パートナー」という言葉を使われるそうです。「言葉の一つ一つの選択の中に作りたいビジョンが込められると思います。」と駒崎さん。私たちは何気なく使っている言葉によって、男女格差を無意識的に作っていると感じました。

 

日本では寄付することによって、いい顔しているように思われたり、偽善と思われるような風潮があります。しかし、駒崎さんは、「その人や周りがどう思うかは関係なく、寄付という行動で世の中は変わることに間違いはない。」「やらない善より、やる偽善とおっしゃっていました。

 

直近としての今後の具体的な取り組みは、やはりコロナ禍で困っている貧困家庭の支援。こういった民間の活動は諸外国と比べてかなり弱いのが日本。国や自治体が追いつくのが遅いところをカバーして行きたいとお話くださいました。

 

今回も昨年に引き続き、フローレンスの活動全体へ100万円を寄付いたしました。今回も寄付を通して、女性の活躍と子どもの支援に向けて寄与できたことをうれしく思います。

 

今後も未来シフトは、理想的な社会の実現に向けて活動される方々を引き続き応援して参ります。

 

今回寄付をさせていただいた認定NPO法人フローレンスの情報はこちら

公式サイト

フローレンスの病児保育

フローレンスの保育園

障害児保育ヘレン

障害児訪問保育アニー

フローレンスの赤ちゃん縁組

子ども宅食

 

 

<2020年の寄付活動レポート一覧はこちら>

・シングルマザーの支援団体「特定非営利活動法人オリーブの家」に100万円を寄付(2020年6月11日完了)

・DV被害者の支援団体「認定NPO法人 女性と子ども支援センター ウィメンズネット・こうべ」に100万円を寄付(2020年6月17日完了)

・「認定NPO法人 フローレンス」に100万円を寄付 (2020年7月1日完了)

・貧困家庭の学習支援団体「NPO法人 キッズドア」に100万円を寄付(2020年7月10日完了)

・女性と子どもの支援団体「特定非営利活動法人 ウィメンズハウス・花みずき」に100万円を寄付(2020年7月10日完了)

 

未来シフト株式会社は、2016年から売上の一部を社会貢献活動に充てております。過去のレポートはこちら

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